九州電気コンサルタント株式会社

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電車線

OVERHEAD CONTACT SYSTEM

電車線課では、列車に電気を伝達するための電車線路設備の設計を主に行っています。電車線路設備とは鉄道特有の設備であり、新幹線や在来線など、速度や区間等の用途に応じて構造が異なります。

電車は外部から電気を取り込んで走行するので、各列車に途切れることなく安定して電力を供給しなければなりません。電力会社から受電した電気は変電所で運転方式に適した電気に変換され、電車線路を経て車両の集電装置(パンタグラフ)から車上へ供給されています。電車線路は、車両の集電装置(パンタグラフ)に直接接する電車線、変電所から送り出された電気を電車線に供給するき電線、及びこれらの電線を支持する支持物等の電気工作物から構成されており、電化された路線沿線に隈なく敷設されています。

このような列車運転に直結する設備である電車線路設備を、天候や災害、及び周囲の環境や地形条件等を考慮し、列車の安全な走行と安定した運行を行う為の設計を担っています。

電力

ELECTRIC POWER

電力課では変電設備、配電設備、電灯電力設備から構成される電力設備の設計を主に行っています。

変電設備及び配電設備については、電力会社より特別高圧の受電を行い、必要に応じて交流2万V、直流1,500Vへ変成し電車線や配電線路等へ送電するための設備設計や、駅等の負荷容量に応じた受電設備の設計、また鉄道沿線の信号設備や各種装置、駅等に電源を供給するための設計を行っています。

また、電灯電力設備では、照明設備、空調、防災設備、駅発車標、自動改札などについても同様な設計を行っています。

電力課の役割として、各設備の必要に応じ、より安全により確実に、安定した電源供給を行うための設備設計が求められます。

信号

SIGNALS

信号課では列車の安全運行を支える信号保安設備、踏切保安設備の設計を主に行っています。

信号保安設備とは、閉そく装置、信号装置、転てつ装置、軌道回路装置、連動装置に大きく分けられます。閉そく装置は列車間の間隔を確保することにより、安全を確保します。信号装置は列車の進行の可否と許容される速度を指示することにより安全を確保します。転てつ装置は列車の進路方向を決定するものです。

軌道回路装置は列車の在線位置を検知します。連動装置は信号機と転てつ器等の間に相互関係を持たせて、列車の進路構成を安全に確保するための装置です。

踏切保安設備とは踏切を通行する歩行者、自動車の安全を確保し、列車の安全な運行を維持するための設備です。

以上のような設備の他にも、衝突や脱線を防ぐために列車に自動的にブレーキをかけるATS装置、線区全体の列車の在線位置を把握し1箇所で信号機や転てつ器を制御するCTC装置等があります。

いずれも重要な設備であり、常に列車の安全・安定輸送を念頭に設計業務を行っています。

通信

COMMUNICATIONS

通信設備は、保安通信装置、旅客サービスのための通信装置、情報収集装置により構成され、列車の運行や駅構内の保安、旅客の安全確保、IT情報サービスやテロ対策等、要求される状況と旅客サービスに対応するほか、災害防止のための情報収集も行います。

保安通信装置は、運転指令所と駅間、電力指令所と変電指令所間の連絡に使用する有線通信機器のほか、運転指令員と列車乗務員間の無線通信機器や列車の安全確保のための無線通信機器があります。

旅客サービスのための通信装置は、駅係員が旅客案内放送を行うための放送装置、列車接近時等に行われる自動放送のほか、駅に設置された複数の時計が常に同一時刻を表示するための電気時計、車掌が乗降客の監視に用いる監視装置やトンネル内において、旅客が携帯電話を安心して使用できるための不感知対策などの対策もしております。

また情報収集装置は、雨量計、風向風速計、地震計があり、列車を自然災害から守ります。

我々通信課は鉄道利用者様が安全かつ便利に利用できるように地域に貢献できる設計を日々の業務としております。